コンピュータ
2012年09月24日
DRAMとは
今回はいつもと違うネタです。
ネットでいろいろとDRAM について調べると、ちょっとおかしな記事などもあったのでDRAM について詳しい人に聞いたまとめです。
現在多くのコンピュータでは主記憶装置にはDRAM が使用されています。
DRAM は複数のDIMM モジュールで構成されており、通常1つのDIMM はランクと呼ばれます。
ランク内はさらに複数のバンクによって構成されています。
バンク内のデータにアクセスするには、行アドレスをデコードし、1 行のデータを行バッファに格納する必要があります。
このとき行のデータは全てメモリセルから失われます。そのため、行バッファ内のデータへのアクセスが終了したら、バッファ内のデータを元のメモリセルに戻す(プリチャージ)必要があります。
また、DRAM はコンデンサに電荷を蓄えることで情報を記憶するため、一定時間経つとデータが消えてしまいます。これを防ぐためには定期的に再書き込み(リフレッシュ)を行わなければいけません。
そのため、データを保持し続けるには1 秒間に数十回のリフレッシュを行う必要があります。
DRAM の構成についてはこんな感じになっています。
また、DRAM には消費電力を削減するための電力モードもあります。
興味があれば調べてみてくださいね。